症状のはじまりからのアプローチは必要
原因が不明で、全く改善しない症状があるのであれば、症状の始まりにアプローチしていく必要があります。
私が考えている改善しない症状の原因は、疲労が解消されない体になっているからだと思っています。
それは、休息が出来ない体であり、自律神経の働きが弱まっている状態でもあります。
全ての病気や痛みに、関係しているのが自律神経の働きです。
何かして痛くなるのでなく、疲労が蓄積してきて溜まったものが症状だと認識しています。
様々な症状が、疲労が取れる体にしていくことで変わっていくことが分かっています。
皆さん、症状だけを何とかしようとするだけで、なぜその様になってしまったかに気づいていません。
「病院で検査をしても原因が分からない」「何をしても変わらない」のであれば、症状の始まりにアプローチしていく必要があると考えています。
疲労が解消されない体とは、呼吸が深く吸えない体の状態です。
呼吸が浅く、睡眠の質が悪く回復が上手くできない状態になり、自律神経の働きが悪くなっています。
症状の始まりにアプローチしていくとは、「なぜ呼吸が浅くなってしまったのか」「いつから呼吸が浅くなってしまったのか」の部分なのです。
必ずと言ってもいいほど、呼吸浅くなる時があります。
それは、自分が頑張っていると思っている時なのです。
頑張ることは悪いことではありませんが、頑張り過ぎてしまうことが問題となってきます。
いつから頑張り過ぎていますか?
なぜ頑張り過ぎてしまうか知っていますか?
頑張る時の動機が間違っていると、呼吸が浅くなり自律神経の働きが悪くなります。
その動機が「今の現状が駄目だから」「今の自分じゃ駄目だから」というものです。
今が駄目だから、もっともっとという不足感や欠乏感からの動機で行動をしてしまうと、必ずといっていいほど肩に力が入り呼吸が浅くなり体が固まります。
それは不足感や欠乏感は、いくら頑張って行動をしても満たされないので、どんどん苦しくなってしまうのです。
不足感や欠乏感は、いまあることに気づくことで満たされます。
いつもないものに意識がいき、現状を変えようと頑張ってきたのではないですか?
もう体からサインが出ているのであれば、それに気づく必要があります。
自分が駄目という思い込みを手放し、自分の好きなやりたい事を思いっきりやってみてはいかがでしょうか。
その時は、自分がもっとも輝き生き生きとして、呼吸が深くなっていき自律神経の働きが戻ります。
何をするにしても、今の自分では駄目だからでなく、価値がある自分ならどんな行動をするのだろうかと問いかけてみてはいかがでしょうか。
自律神経の働きを悪くさせてしまうのは自己否定です。
いつも、無意識にしてしまっている自分を責めてしまう癖をなくすことが、様々な症状に影響して変わることができます。