痛みで不機嫌になることのリスク

今ある痛みが良くならなくて、不機嫌になっている方は結構いるのではないでしょうか。

こちらに来られるお客さんでも、痛みがあって不機嫌そうに来られる方と、痛みがあっても表情が明るく来られる方といます。

どちらの方が早く良くなっていくかは、双方明らかに違いがあります。

痛くても表情が明るい方は、痛みが取れるのも早いのです。

逆に不機嫌にされてる方は、良くなっていくことが中々出来ません。

「痛いからイライラするのは仕方ないじゃないか」と思われますが、痛くなる前はいつも表情が明るくニコニコして、笑顔で回りの人をゆるませていたでしょうか。

もしかして、痛くなる前から何かあるとすぐイライラして、いつも眉間にしわを寄せていて、自分の回りの人を固くさせていたのではないでしょうか。

回りの人を固くさせる行動や表情や言葉は、自分自身も固くさせていきます。

そして痛みでもっと不機嫌になり、もっともっと回りの人も固くしてしていき、自分を自分で苦しめてしまうのです。

痛みでイライラするのは、実は痛みではなく自分自身に対してなっています。

回りの人に対して、そのような態度をとってしまうことはリスクしかありません。

腰痛が悪いものだから、早く無くさなくてはいけないものと強く思っている人ほど改善しない傾向があります。

そんな人は。この痛みが自分が作り出したものだと気付くことが出来ません。

だから、人には「この痛みを早く取ってくれ！」となります。

残念ながら、それに答えることは出来ません。

自分の執着が強いと、自分の体を硬くし自ら自分で苦しめている状態なっていきます。

それは、交感神経が優位に働き続けるからです。

自分自身が変わらなければ、一生痛みや病気で苦しみます。

人は人の心は治すことは出来ません。

私がやっていることは「体を本来の体の動きに戻す」ことだけです。

体の動きを戻すことで、動きやすくなった体で動いてもらう事で、その人の持っている治癒力を上げるのが目的です。

残念ながら、執着が強い方は再び自分で動きを固くしてしまうので良くなることが難しくなります。

なので自分で気づいて変わることが必要になります。

じゃどうやって変わっていけばいいかというと

「あなたの回りの人がゆるむ様なことを実行していけばいいのです」

自分は「正しい」「間違ってない」でいいです。

傲慢のままでいいです。

今の痛みを取りたいのなら「身近にいる家族、友人、仲間があなたといると気が休まる存在」になることです。

その為には何をすればいいかを自分で答えを出して、実行と継続を続けて下さい。

不思議と回りの人がゆるむんでいき、自分もゆるんでいきます。

自分の身体がゆるむと、自分の治癒力が上がってきます。

今まで良くならなかった痛みや病気が、少しづつ変わっていくのです。

大事なのは、実行と継続です。

何年もずっとそれできたものは、数日で変わるものではありません。

毎日、ゆるむことだけ考えて生きてみて下さい。