腰痛と思考との関係
何をしても腰痛が、良くならないで続いている時に陥る思考パターンがあります。
これに陥ると、慢性疼痛が続き腰痛が改善しない傾向があります。
その思考とは
・とにかく痛みをなくしたい
・この痛みがなくならないと何もする気になれない
・痛みの原因を知りたい為、頻繁にインターネットで調べてしまう
これは、痛みに囚われた生活になっていきます。
「早くこの痛みから解放されたい」という欲求が強いほど、慢性疼痛から抜け出すことが難しくなる傾向があります。
腰の痛みは、ケガであれば安静をしていれば回復していきます。
慢性の腰痛は、ケガではなく筋肉の血行不良でおきています。
この血行不良は、不安や心配のネガティブな行き過ぎた感情が大きく関係しています。
痛みや血流をコントロールしているのは、全て脳でおこなわれています。
脳は、現在の自分の感情により反応します。
痛みに囚われ、痛みを早く取りたいという執着が大きくなるほど頭の中の思考がそれで埋められます。
その思考から出てくるネガティブな感情が、一日中占めてしまうと脳が反応して身体に影響します。
それが、自律神経の仕組みなっているからです。
自律神経は、自動に自分の体を守ってくれるシステムです。
しかし、行き過ぎたネガティブな感情は無駄に自分の体を守り過ぎてしまうのです。
それは、余計に筋肉を固くしまい血行悪くさせてしまいます。
腰痛がなかなか改善しないと不安になると思います。
しかし、不安が行き過ぎることで問題が解決出来なくなっているかもしれません。
そんな話を患者さんにすると
「私はネガティブな性格だからしかたない・・・・」と言います。
ネガティブな性格が悪いのではありません。
無理にポジティブにもっていく必要はありません。
ただ、行き過ぎた不安や心配の感情は、改善に何も役に立たないということです。
痛みがあっても、それに囚われ過ぎないで自分のやりたい事を自由に挑戦してみて下さい。
朝から晩まで、痛みに囚われる必要はありません。
痛みは、無くそうとする執着が強ければ強いほど無くなりません。
それは、その今の感情が体に影響してしまうからです。
今、自分がしたい事に目をやり行動してみて下さい。
痛みはいきなりゼロを目指すのでなく、痛くても気にならないレベルにもっていくことが大切です。
それは、痛くても自分がやりたいと思ったことが行動が出来たというレベルにすることです。
そこから生まれる感情が、脳に伝わり血行を良くすることが出来ます。
それを繰り返すことで、必ず変化は出てきます。
信じてやってみて下さい。