痛覚変調性疼痛(つうかくへんちょうせいとうつう)とは、脳や神経が誤作動を起こして慢性な痛みが続くもののになります。
症状は痛み場所が日によって右側や左側と、痛む場所が変わるのも特徴です。
決まった動作で出るのでなく、不規則な痛みの出かたをします。
運動時は全くないのに家でくつろいでいる時に感じるとか、日中なんでもないのに寝る前に強く出るとか動作・姿勢など関係なく痛みが出ることが特徴になります。
痛覚変調性疼痛は脳からの神経信号の誤作動からくるものなので、針やマッサージ、整体を受けても改善しにくい傾向があります。
痛覚変調性疼痛は、慢性的な痛みであらわれて線維筋痛症や慢性疲労などに関連しています。
腰をマッサージやストレッチをしても改善しにくいのは、そこに問題がないからです。
「こんなに痛いのに検査では異常なし、なぜ?」
「痛む場所が変わるなぜ?」
「整骨院で通い続けて電気やマッサージを続けたのになぜ変わらないの?」
この様に【検査で異常がない】【痛む場所が変わる】【何しても痛みが変わらない】などが痛覚変調性疼痛の可能性があります。
痛覚変調性疼痛は「心因性疼痛」とも言われており、心理的な葛藤などが原因で生じる病気や症状だと言われております。
心因性からくる痛みは、ロキソニンなどの一般的な痛み止めは効果が少ないと言われております。
痛みは必ずしも、筋肉の損傷や炎症だけが原因ではなく、脳からの働きで痛みが強くなったり慢性化することが最近の研究では分かっています。
体の機能を全て調節してくれているのが自律神経です。
この自律神経のバランスがいいと、体のパフォーマンスが良く病気や体の痛みは出にくくなります。
心因性からの痛みの痛覚変調性疼痛の場合は、この自律神経の交感神経の働きが常に優位になっていることが分かっています。
交感神経が優位になっていると、筋肉は常に「緊張」状態になり体が休まらなくなっていきます。
筋肉の緊張が、そのうち痛みとなって現れてくるのです。
力が入っている筋肉を固いからといって、マッサージやストレッチをしても変わらないのは神経が関係しているからなのです。
自律神経には交感神経と副交感神経の2つがあります。
働きはお互いに反対の働きをしており、この働きのバランスで健康が保たれています。
筋肉でいえば
交感神経=筋肉の緊張
副交感神経=筋肉の脱力
このような神経の働きのおかげで体は保たれています。
心因性の痛みの痛覚変調性疼痛の場合は、この副交感神経の働きが弱くなっています。
副交感神経の働きは「休息」「リラックス」「脱力」の神経であり、この神経を強く太くしていくことが出来れば問題を解決することも出来るです。
心因性はストレスが原因だと思っている方は多いです。
もし痛覚変調性疼痛の原因がストレスだとしたら、解決できないものになってしまいます。
・自分のストレスが解決できないものだから
・回りの環境や状況を変えることが出来ないから
・不安や心配事がなくならないから
・痛みがストレスになっているから
このような状態をストレス解消でなんとかなるのでしょうか。
ストレスが原因だと思っているうちは、痛覚変調性疼痛の痛みはなかなか解消することは難しいかと思います。
それは「ストレス」をなくそうとして脳を動かしている状態こそが「脳」の働きを弱くしていくからです。
「実はストレスが体には良い」と言われて意外と思われるかもしれません。
ストレスとは、今までの生活から違和感を感じるものをストレスと感じます。
逆に今までと、全く変化がない状態の生活を続けると、脳の働きは低下して機能は下がります。
毎日、少しの違和感を感じるストレスは脳の働きを向上させて、心の健康にも実はなっているのです。
それは自己成長という人生をより豊かにするための重要な要素になるからです。
逆に苦痛から逃れる為にやっている「アルコール」「インターネット」「食べすぎ」など、苦痛から逃れようとしている行動は脳の前頭前野の働きが低下していきます。
働きが低下するだけではなく萎縮してしまうことも研究で分かっています。
痛覚変調性疼痛は、副交感神経の働きの低下で起きています。
この副交感神経の働きを戻すことで「痛覚変調性疼痛」が、多くの症例から変わることが分かっています。
逆に神経以外からでのアプローチでは、改善しにくいことが過去の臨床経験から知っています。
体の関節にある「固有受容器」に刺激を入れることで、神経伝達物質の「アセチルコリン」の分泌を回復させて副交感神経の働きを戻せることが出来ます。
この施術で多くの心因性の痛みの改善例があります。
副交感神経の働きをアップさせてなぜ心因性の痛みが変るのでしょうか?
それは【回復力】があがるからです。
筋肉には2つの働きがあります。
それは「緊張」「脱力」です。
副交感神経にアプローチして働きを戻すことは、脱力の働きをアップさせていくことになります。
脱力の働きをアップすることで【睡眠時の回復】があがるのです。
睡眠の深さこそがアップこそが、脳の誤作動を修正して「痛覚変調性疼痛」の慢性痛の改善につながります。
そもそも原因のストレスは解決しなくていいのです。
いくら寝ても寝ても疲れがとれない状態になっていることが問題なのです。
その疲労の蓄積が腰痛が良くならない要因になっています。
今、あるストレスはなくならなくても疲れが取れる体へとなっていけば改善できます!
疲労の蓄積は、いくら寝ても取れていかない、マッサージやストレッチしても取れていかなくなった疲労が体に溜まっている状態です。
「私はそんな疲れる様な労働はしていない」と言われる方でも、日頃の生活の中で疲労は知らず知らずに蓄積されてきて体に現れてきます。
などから、知らず知らずのうちに生活の中で疲労が蓄積されている状態が何年も続いている可能性があります。
疲労が蓄積されると、筋膜という膜が固くなっていきます。筋膜が固くなることで背骨や骨盤が引っ張れて位置が悪くなり、肋骨の動きも悪くなっていき呼吸が浅くなってしまいます。
そうなると睡眠の質が低下して疲労が取れにくい体となっていきます。
体の歪みを取っていくことから休息できる体へとなっていきます
当院は、3つの生活スタイルを変えていくことで心因性腰痛の改善に力を入れていきます。
腰痛を緩和させるものではなく、自身が腰を良く出来る身体になるのが目的です。
ぱんだ院長の安井です。
あなたのお悩みを解決します!
ストレスからくる心因性の腰痛は、自律神経と関係しています。
ストレスで自律神経の交感神経が高くなることで、血流が悪くなり筋肉が緊張している状態になっています。そして、「原因が分からない」「なかなか良くならない」という不安や心配が、余計に体を緊張させてしまうと回復に遅れます。
そこで、腰をマッサージしても良くはならないのです。
大事なのは、体全身のゆるみが必要です。
それには「呼吸」なのです。
深い呼吸が出来る体になっていくことで、自律神経のバランスが戻り、腰の緊張がゆるんでいくことが出来るのです。
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