自律神経には睡眠時の深い呼吸が大切

自律神経の働きが、最大限に発揮されるのが睡眠です。

睡眠時は、体の修復や回復を促す成長ホルモンが多く分泌されます。

でもそれは、深い睡眠（ノンレム睡眠）の時です。

この深い睡眠（ノンレム睡眠）でないと体の修復や回復力が下がってしまいます。

そして、深い睡眠（ノンレム睡眠）こそが、自律神経を整えて働きを良くすることが出来るのです。

深い睡眠をする為に、必要なものが「深い呼吸」になります。

睡眠時に、深い呼吸が出来ていることが深い眠りに入ることで、体の修復や回復のホルモンの分泌・代謝や循環の良くして自律神経の働きも良くすることが出来るのです。

私たちは、呼吸を意識することがないとあまりないと思います。

食事や睡眠などは気を付けていても、「良い呼吸をしよう」と思うことがありません。

意識をしなくても自動的に呼吸はしてくれているので、気を付ける必要がないからです。

ですが、呼吸の回数は体の状況で変わってきます。

それは体の関節の可動域が少なることで、呼吸が浅くなってしまいます。

鎖骨や肋骨の可動域は、呼吸に大きく関係してきます。

それだけではなく、肩関節や骨盤、股関節も実は関係してくるのです。

呼吸は、体全身と繋がっており、大きい深い呼吸をするのはそれぞれ動きが正常であることが必要です。

何かの出来事で呼吸が浅くなり、鎖骨や肋骨が動きが少なり固まってしまったのです。

呼吸が浅い状態で、頑張り続けているとそれがいつの間にか普通になり、自然と固まっているので自分でも気づかないことがあります。

「義務感」「責任感」で頑張っている方が、呼吸が浅くなっていく傾向があります。

そのことに、まずは自身が気づくことが大切です。

まずは、自身が呼吸が浅くなって頑張っていることに気づくことです。

何に義務で頑張っているかを知ることです。

その時に呼吸が浅くなっています。

その時に、目を閉じて深い呼吸を繰り返しすることです。

生活習慣の癖で、無意識に浅くなっていくので、意識して深い呼吸の癖を作っていくことです。

一度、肋骨や背骨の動きが固まると、深い呼吸をしたくても出来なくなってしまいます。

なるべく無理しない出来る範囲でいいのやってみて下さい。

毎日続けていると、少しずつ深く吸える様になっていきます。

いつ自分が、浅い呼吸になっていることに気づくことが大切です。

時間がない時こそ取り入れてほしいのです。

自律神経の改善は、毎日一歩ずつの積み重ねが必要になります。

「早く何とかしたい」という焦りの気持ちで頑張ってしまうと、また呼吸が浅くなってしまいます。

「ゆっくりと改善していこう」という気持ちでいることが必要です。

痛みや病気は、人にとって恐怖です。

「早く解決して楽になりたい」と思うのは、人であれば当たり前です。

ですが、自律神経からの症状は、何かしたから出てきたのではなく、今までの積み重ねで出てきます。

いままで、呼吸を浅くして頑張ってきた証なのです。

それをすぐに元に戻す方法はありません！

頑張って早く治そうと思う方は、なかなか改善していきません。

今度から、「どんな自分になって」「どんな事をしていくのか」なのかです。

今ままでと同じ生活なれば、また同じことが起きてきます。

これからの新しい生活習慣を作ることが必要です。

それには、焦らずゆっくりと望んでいく覚悟が必要です。