自律神経と体との関係

私たちは、生まれてから生命の活動を自動でおこなってくれるシステムがあります。

生命維持に必要な機能を自動に調節してくれる機能が自律神経なおです。

そのおかげで、日中はいろいろ活動が出来て、夜になると体を休ませて回復させてくれます。

自律神経が正しく働くことにより、全身の筋肉がしっかり働き、血流やリンパの流れを良くして、私たちの体の不調をなおす自己治癒力がちゃんと働くのです。

そのことにより、朝から夜まで様々な活動が出来るのです。

体をしっかりと支える働きも自律神経がしてくれています。

自律神経の働きは、「活動」「休息」です。

車で例えると、「アクセル」と「ブレーキ」の関係です。

自律神経は、交感神経と副交感神経の２つに分かれています。

交感神経は、活動する時に優位になり、「アクセル」の役目です。

副交感神経、休息する睡眠時に優位になり「ブレーキ」の役目だと思ってください。

車だと「アクセル」「ブレーキ」がしっかり働くことが、最高のパフォーマンスが発揮できます。

しかし、「アクセル」が弱い「ブレーキ」が弱い

もしくは、「ブレーキ」しながら「アクセル」を踏んでいる様な状態

そうなると正しく走らないどころが、車は壊れてしまいます。

自律神経がしっかり働いてないと、これと同じようなことが筋肉でも起きてしまうのです。

背骨を維持する筋肉が、片方が強くなり反対側が弱くなる状態が背骨の歪みとして出てきます。

筋肉は必要な場所にはしっかり入って、余計な場所に力が入らない状態こそが、背骨をしっかりと保てる状態となります。

自律神経は、呼吸・消化・代謝・循環・排泄などの多くの働きの自動調節をしてくれています。

血管だと、交感神経が優位になれば血圧が高くなり、血管を収縮させて血流が早くなります。

逆に副交感神経が優位になれば、血管は弛緩して広がり血流が多くなっていきます。

どちらも働きがいいと、細くなり早く流したり、太くして多く流したりして血流が良い状態です。

でも片方が優位になり続けると上手く流れません。

交感神経がずっと優位だと、流れが速いのですが細いので流れる量は少ないのです。

副交感神経がずっと優位だと、量は多いのですが流れなくなり滞ってしまいます。

２つのバランスと働きが維持出来てこそ、血流が良くなるのです。

そして、この血流こそが筋肉や内臓の働きすべてに関係してき、側弯症の改善に関わってきます。

私たちの体は約６０兆個の細胞の集合体です。

骨や筋肉、臓器の細胞は、毎日少しずつ入れ替わっています。

それは、古くなった細胞を新しい細胞に交換しているのです。

成長期では、２年で体すべてが入れ替わると言います。

しかし、その細分が1つ１つがしっかり機能するのは、十分な栄養と酸素が必要です。

それに関係しているのが、自律神経の働きなのです。

十分な栄養と酸素は、呼吸と食事と肺と腸で吸収して血液に入り細胞にいきわたります。

しかし、深い呼吸と消化・吸収の内臓の働きが少ないと十分な栄養と酸素がいきません。

細胞は、肌は1ヵ月・血液は4ヵ月・骨は5ヵ月と古い細胞から新しい細胞に入れ替わっています。

でもこれは、全員が同じわけではなく、細胞が入れ替わる新陳代謝は、年齢ともに低下していくし生活スタイルでも差が出てきます。

同じ年齢でも見た目が違くなっていくのは、この新陳代謝の働きが弱くなっています。

日ごろから血流を良くしておくことが、細胞に必要な栄養や酸素が全身に行き渡り、古くなった細胞を新しい細胞に変えていくことが出来ます。

逆に自律神経の働きが悪く、血流が悪いと細胞は新しくものと交換が出来なく酸化していきます。

車で言うと、古い部品を交換せずに運転している状態で、そのままだといつか故障が起きてしまうにと似ています。

自律神経の働きを良くすることは、背骨や筋肉の状態を変えていくことが可能なのです。

自律神経を良くするのに、必要なのは背骨の動きです。

なぜ背骨の動き？とどう関係あるの思われますが、背骨の動きと呼吸の深さが関係しているのです。

そして、呼吸の深さがそ自律神経の働きに影響してしているのです。

背骨の動きが良く、可動域を広いと呼吸が深く入っていきます。

深い呼吸こそが、自律神経の本来の働きをしていきます。

体の歪みを取ることで、深い呼吸が出来る様になります。