なぜギックリ腰になるの？

特別、重労働や重たい物を持ったわけでもないのに、なぜギックリ腰がでるのでしょうか.

朝、起きたら痛くて動けなくなったり、ちょっとした動作でズキンと痛みが出て動けなくなったり、くしゃみをしたらギックリ腰になったりする方が多いのです。

いつもでしたら何でもない動作で腰を痛めて、その後に動けなくなってしまうのがギックリ腰です。

安静にしていれば良くなっていきますが、また再び繰り返してなる方もいます。

ギックリ腰になったら、整体や針やマッサージを受けたりをして早く改善することもありますが、問題はなぜなってしまうかなのです。

その原因が分からないと、良くなっても再びまた腰痛になることがあるのです。

ギックリ腰の原因は、体を支えている筋肉のスイッチが切れて上半身を上手く支えることが出来なくなり痛めてしまうのです。

なので、良くなっても筋肉に力が入らない状態だと、再び腰を痛めることがあるのです。

なぜ筋肉に力が入らなくなるのでしょうか。

自分以上の力をいつも出そうと頑張っていませんか？

何かにいつも我慢をしていませんか？

何かにいつも耐えていませんか？

このままでいいのだろうかと思ってるのにそこから逃げていませんか？

体は、頭よりも正直です。

頭ではいつもと体は同じだと思っていても、体には知らずに変化が起きています。

いつも同じ問題を頭の中で回っていると、自然と体に力が入らなくなるのです。

それは、脳と体にいつも活発な神経伝達が行われていているのですが、同じ問題がいつも頭の中で回っていると、脳からの神経伝達（電気信号）が低下してしまい、うまく筋肉に力が入りにくくなります。

たとえば「自分のやりたいと思っていることがあるのに、ついついテレビを見てしまい出来なかった」それを毎日繰り返して「なんで意志が弱いんだろう、ダメな奴だ」とずっと頭で思っていたら、脳からの電気信号が低下して筋肉に力が入らなくなり「やる気がでない」「休んでも体が重い」など体に現れてくるのです。

体は、脳からの電気信号で動きます。

同じ問題や悩みが、頭の中でいつも回っている状態があると、脳からの電気信号が弱くなり、筋肉に力が上手く入らななくなり姿勢も悪くなっていきます。

その時に、腰が安定しなくなりギックリ腰が出やすくなるのです。

自分がいつも思っていることを口に出し、口に出したことを行動していれば脳と体の神経伝達が活性化して体に力が入ります。

それが体が安定させ、重労働や重いものを持っても腰が痛く出ることがなくなります。

整体やマッサージで体の疲労を取ることで腰痛が良くなっても、自身が生活での気づきがないと腰痛は再び出てきます。

ギックリ腰みたいにな急性な痛みが発生したら、交感神経の働きが活発になり、アドレナリンが大量に分泌されます。

アドレナリンが出ると、心拍数の増加、血圧上昇、筋肉の緊張といった反応が起こり、ズキンズキンした脈打つ痛みや呼吸が浅くなりリラックスすることが出来なくなります。

アドレナリンが大量に出ている状態は、体は「戦闘モード」になっている状態です。それは戦うか・逃げるかを決める動物としての本能的な反応で、激しい運動や早く走ることが出来る為の状態になります。

早くこのアドレナリンの分泌を減らし、副交感神経を優位にすることが改善の鍵になります。

痛みに対しての不安や心配をしないこと、「心と体が疲れているんだな」と言い聞かせること。

腰が動けないほど痛くなり、心配や不安が強くなると交感神経が活発となり血流が悪くなり、なかなか痛みがおさまっていきません。

実は、これはストレスが過剰にあるときも交感神経が活発になりアドレナリンは分泌されます。

そんなんです。

ギックリ腰になった状態と、ストレスが溜まっている時は似ている状態なのです。

いつも交感神経が高くアドレナリンが分泌されると、体は休まることが出来なくなり、限界になると腰がシャットダウンするのです。

なんでギックリ腰になってしまったのか？自分はどんな状態だったのか？どんな気持ちになっていていたのか？本当はどんな気持ちになりたいのか？という、体が訴えているメッセージを理解することも必要だと思います。

腰の痛みを取っても、同じような生活を送っているとまた現れます。

それを知れば、「再びまたいつかギックリ腰なるのではないか」という不安から抜け出すことも出来ます。