「迷惑をかけたくない」
「期待に応えたい」
「もっと頑張らなければ」
そんな思いで無理を続けていませんか?
頑張ること自体は悪いことではありません。
しかし、自分の限界を超えて無理を続ける状態が長く続くと、身体は少しずつ緊張しやすくなります。
慢性的な腰痛や肩こり、自律神経の不調で悩まれている方の中には、真面目で責任感が強く、自分よりも周囲を優先してきた方が少なくありません。
私たちの身体は活動する時間だけでなく、休む時間も必要です。
しかし、
人に良く思われたい
失敗したくない
嫌われたくない
期待に応えたい
という気持ちが強くなると、心も身体も休まることが難しくなります。
すると無意識のうちに、
といった状態が続くことがあります。
本人は力を入れているつもりがなくても、身体は常に頑張る準備をしているのです。
私自身、30年以上にわたり慢性的な腰痛や自律神経症状の方を施術してきましたが、
真面目で責任感が強く、自分よりも周囲を優先している方は少なくありません。
そのような方は、無意識に身体を緊張させる状態が続き、休もうとしても休めなくなっていることがあります。
もちろん、すべての不調がこれだけで起こるわけではありません。
しかし、自分でも気づかないうちに頑張り続けていることが、
身体の緊張や神経の警戒状態につながっているケースはよく見られます。
身体の緊張は筋肉だけの問題ではありません。
脳と神経は常に
「今は安全か?」
「警戒した方がいいのか?」
を判断しています。
そのため、
などが続くと、身体は無意識に身構えやすくなります。
これは身体を守るための自然な反応です。
しかし、その状態が長く続くと、神経が休まりにくくなり、身体の緊張も抜けにくくなります。
施術をしていて感じるのは、
慢性的な不調を抱えている方ほど、
「休むことに罪悪感がある」
ということです。
本当は疲れている。
本当は休みたい。
でも、
「まだ頑張れる」
「自分がやらなければ」
と無理を続けてしまいます。
その結果、身体からのサインに気づけなくなり、心も身体も休まるタイミングを失ってしまうのです。
身体は言葉を話しません。
しかし様々なサインを出しています。
これらは身体が
「少し休みませんか?」と伝えているサインかもしれません。
もちろん症状の原因は一つではありません。
しかし、身体の情報をうまく処理できなくなると、必要以上に身体を守る反応が強くなることがあります。
神経の情報統合がうまくいかなくなることで、身体が過剰に緊張することもあります。
慢性的な痛みや自律神経の不調で悩まれている方ほど、これまで一生懸命頑張ってこられた方が多くいらっしゃいます。
人のために頑張る。
期待に応えようとする。
迷惑をかけないようにする。
それは決して悪いことではありません。
しかし、自分の力以上に頑張り続けることで、身体も神経も休むことができなくなってしまうことがあります。
本来、人の身体は安心している時に最も力を発揮できます。
だから大切なのは、
「もっと頑張ること」ではなく、
「今の自分に戻ること」です。
力を抜く。
無理をしない。
身体の声に耳を傾ける。
そんな自然体の時間が増えることで、神経は安心しやすくなり、身体も本来の働きを取り戻しやすくなります。
慢性的な痛みや自律神経の不調が続いている方の中には、身体だけでなく神経が休めなくなっている方が少なくありません。
神経は常に身体や周囲の情報を処理しています。
本来は「活動する」と「休む」を繰り返しながらバランスを取っていますが、警戒状態が長く続くと休むことが苦手になってしまいます。
では、どんな時に神経が休めていないことに気づけば良いのでしょうか。
しっかり寝たはずなのに疲れが抜けない。
休日にゆっくりしていてもスッキリしない。
そんなことはありませんか?
身体は休んでいても、頭の中では仕事や人間関係、将来の不安などを考え続けていることがあります。
神経は常に情報を処理しているため、考え続けている状態が続くと十分に休息できません。
そんな時は、
「今、自分は何を気にしているのだろう」
「何を抱え込み過ぎているのだろう」
と自分に問いかけてみてください。
それだけでも神経の緊張に気づくきっかけになります。
「失敗したらどうしよう」
「嫌われたらどうしよう」
「ちゃんと出来ていると思われたい」
そんな気持ちが強くなっている時は、神経が警戒モードになっていることがあります。
もちろん人からどう見られるかを気にすることは自然なことです。
しかし、その状態が続くと身体は常に身構えた状態になり、
・肩や首がこる
・呼吸が浅くなる
・力が抜けない
といった状態につながることがあります。
そんな時は結果や評価ではなく、
「今、自分に出来ることは何だろう」
と意識を戻してみましょう。
身体も少しずつ力みが抜けやすくなります。
テレビを見ている。
座っている。
休んでいるはずなのに何となく落ち着かない。
ついスマホを触ってしまう。
何かしていないと不安になる。
そんな状態はありませんか?
神経が休めていない時は、静かな時間に不安や焦りを感じやすくなることがあります。
そのため無意識に動画を見たり、スマホを触ったりして気を紛らわせようとします。
しかし、その前に少し立ち止まってみてください。
そんなふうに身体の感覚へ意識を向けることで、神経は少しずつ「今は安全だ」と感じやすくなります。
慢性的な痛みや自律神経の不調が続いている方の中には、長い間無理を続けてきた方が少なくありません。
頑張りすぎることによって神経が常に警戒し、身体が休まらない状態になっていることもあります。
まずは、
「もっと頑張る」
ではなく、
「今の自分はどんな状態なのだろう」
と身体のサインに目を向けてみてください。
その小さな気づきが、身体と心を整える第一歩になることがあります。
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【執筆・監修】
ぱんだ整体院 院長 安井真一
施術歴30年以上/開院20年/延べ6万人以上を施術
千葉県佐倉市で20年以上にわたり整体院を運営し、めまい・ふらつき・不眠・頭痛・慢性的な疲労感・不安感など、自律神経症状でお悩みの方のご相談を数多く受けてきました。
特に、医療機関の検査では大きな異常が見つからないにもかかわらず、不調が長く続いている方への施術経験を重ねています。
現在は神経の働きや身体の情報処理という視点を取り入れ、自律神経の不調や慢性的な症状に対する施術を行っています。
本記事は、日々の施術経験やクライアントとの対話を通して得られた知見に加え、神経科学や痛み科学(Pain Science)に関する継続的な学びをもとに作成しています。
なお、本記事は健康に関する一般的な情報提供を目的としており、医療上の診断や治療を目的とするものではありません。症状が続く場合や不安がある場合は、医療機関へご相談ください。
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