
佐倉市・京成臼井駅近くの整体院
ぱんだ整体院
開院20年以上|京成臼井駅徒歩2分|駐車場あり
「最近、肩こりがひどくなり、首まで痛くなってきました。
整形外科でレントゲンを撮ったところ、ストレートネックになっていることが原因だと言われました。
スマホを見る位置を高くしたり、オーダーメイドの枕を作ったり、自分なりに気をつけています。
それでも首の痛みが変わりません。
仕事や家事にも集中できなくなってきました。
このような状態でも変わる可能性はあるのでしょうか?」
首の痛みが続き、「ストレートネックですね」と言われると、
「首のカーブを元に戻さないと良くならないのでは?」
と不安になりますよね。
姿勢を気をつけたり、枕を変えたりしてきたのも、少しでも良くしたいと思って取り組んできたからだと思います。
ただ、ここで一度、
「ストレートネックだから痛い」とだけ考えなくてもよい
ということを知っていただきたいです。
首のカーブだけではなく、頭や首の動き、肩や腕の力み、胸や背中の動き、痛みに対する身体の反応など、まだ確認できるところがあります。
首の骨は一般的には前方へ緩やかなカーブがあります。
そのカーブが少なく見える状態が「ストレートネック」と呼ばれています。
ただし、首のカーブにはかなり個人差があり、痛みのない人にもカーブが小さい人や、まっすぐに近い人がいます。
無症状者を対象にしたメタ解析でも、頸椎カーブには大きな個人差が報告されています。つまり、レントゲンでストレートネックがみられたからといって、それだけで現在の首の痛みの原因が決まるわけではありません。
ですから、
「首の形を正しい位置へ戻す」
ことだけを目標にしなくてもよいと考えています。
「スマホを見る位置を高くした」
「枕も変えた」
「姿勢にも気をつけている」
それでも首がつらいと、
「もっと姿勢を正しくしなければ」
と思ってしまうかもしれません。
しかし、首の痛みは姿勢だけで決まるものではありません。
痛みが続いている期間、身体活動、睡眠、ストレス、痛みへの不安、身体の動かし方など、さまざまな要素が関係します。
そのため、姿勢や枕を見直したのに変化が少なかったとしても、
これまで行ってきたことが間違っていたということではありません。
まだ別の視点から身体を見る余地があります。
「スマホ首」は、医学的な正式な診断名ではありません。
スマートフォンを見るときに、頭や首を前へ傾けた姿勢になりやすいことから、一般に「スマホ首」と呼ばれています。
首の痛みや肩こりと結びつけて紹介されることも多いため、「スマホ首と言われたから、首の形を直さなければ」と不安になる方もいると思います。
ただし、スマホを見る姿勢と、レントゲンで見られるストレートネック、実際の首の痛みは、同じものではありません。
下を向くこと自体は、読書や料理などでも行う自然な動きです。その姿勢になることだけで、首を悪くしたと決めつける必要はありません。
スマートフォンを長時間使う人ほど首の痛みが多いという関連は報告されています。2024年の系統的レビュー・メタ解析でも、スマートフォンの過剰使用と首痛には関連がみられました。
一方で、
「頭を下げてスマホを見る姿勢そのものが、首痛を起こす」
という単純な因果関係は現在の研究では確認されていません。
2025年のレビューでは、いわゆる「text neck」の姿勢と首痛について、因果関係を支持する十分な証拠は確認されませんでした。
ですから、
「下を向いてスマホを見たから首を悪くした」
と自分を責める必要はありません。
長時間同じことを続けて身体をほとんど動かさなくなったり、首や肩へ力を入れ続けたりすることも含めて考えることが大切です。
痛みが始まったきっかけと、痛みが長く続いている理由は同じとは限りません。
痛みが続くと、
「また痛くなるかもしれない」
「右を向いたら痛いかな」
と首の動きを気にするようになります。
すると身体は首を守ろうとして、
首をあまり動かさない
肩や腕に力を入れる
胸や背中まで固める
といった動きになることがあります。
これは身体が悪くなったというより、痛みを避けようとして身についた守り方とも考えられます。
ただ、その状態が長く続くと、首だけで頭を支えたり動かしたりする割合が増え、さらに首を意識するようになることがあります。
痛みが続いているからといって、首の骨の形だけが原因とは限りません。
首の痛みが長引いているときは、レントゲンの形だけではなく、頭の動き、肩や腕の力み、胸や背中の動き、痛みへの警戒なども含めて考えることが大切です。
私たちの脳は、筋肉・関節・皮膚などから入ってくる感覚情報を使って、姿勢・動き・力加減を調整しています。
そのため、首の痛みを何とかしようとするのではなく、
「今、体のどこに力が入っているのか」
「どこなら力を抜いても大丈夫なのか」
を感じてみることも大切です。
そのためには、普段あまり意識していない関節、身体の動きに気づき、感じてみることも大切です。
自分の身体の位置や動きを感じ取りやすくなることで、姿勢やバランス、力の入れ方などを、そのときの身体に合わせて調整しやすくなります。
ここからは、首の痛みを楽にするための5つの感覚セルフケアをご紹介します。
※セルフケアを始める前に
痛みが増えない範囲で、楽にできるものから試してください。すべて行う必要はありません。
しびれ・めまい・力の入りにくさがある場合は、セルフケアを中止し、医療機関に相談してください。
頭を無理に動かさず、まずは目だけをゆっくり左右へ動かしてみます。
次に、少し遠くを見たり、視野を広げたりしてみてください。
私たちは方向を変えるとき、首だけを動かしているのではなく、まず目で行きたい方向を確認し、それに合わせて頭や身体も動いています。
首の痛みが続いていると、振り向く前から
「また痛いかな」
「首を動かして大丈夫かな」
と身構え、目・頭・首を一緒に固めてしまうことがあります。
そこで、まず首を大きく動かそうとせず、「目も一緒に方向を変えている」ことを感じてみます。
視線の動きに気づくことで、「首だけで振り向く」のではなく、目・頭・身体が一緒に方向を変える感覚へ意識を広げていきます。
肩を無理に動かさず、腕をゆっくり前後に動かしてみます。
そのとき、鎖骨も腕や肩と一緒にわずかに動いていることを感じてみてください。
首が痛いと、首だけでなく肩まわりまで固めてしまうことがあります。
鎖骨は、腕や肩甲骨の動きと関係しながら、上半身の動きを支えています。
そこで、首だけを動かそうとするのではなく、鎖骨や肩も一緒に動いている感覚へ意識を広げていきます。
大きく動かす必要はありません。
「鎖骨も動いている」ことに気づくことで、首だけに集まっていた意識を上半身全体へ広げていくことがポイントです。
椅子に座るか、楽な姿勢になって自然に呼吸します。
そのとき、胸の前だけではなく、身体の横や背中側の肋骨もわずかに動いていることを感じてみてください。
首の痛みが続くと、首や肩だけでなく、胸や背中まで固めてしまうことがあります。
肋骨まわりは、呼吸するときだけでなく、身体を振り向いたり上半身を動かしたりするときにも一緒に動いています。
そこで、首だけを動かそうとするのではなく、「呼吸すると肋骨も動いている」「振り向くと胸や背中も一緒に動いている」ことに意識を向けてみます。
大きく動かす必要はありません。
肋骨の動きに気づくことで、首だけに集まっていた意識を身体の中心へ広げていくことがポイントです。
両腕を楽に下ろし、ゆっくり前後に動かしてみます。
そのとき、腕だけでなく、肩甲骨も背中の上で一緒に動いていることを感じてみてください。
首が痛いと、肩をすくめたり、腕まで力を入れたりして、肩甲骨まわりを固めてしまうことがあります。
腕を動かすときには、肩・鎖骨・肩甲骨も連動して動いています。
そこで、首や肩を無理にほぐそうとするのではなく、「腕が動くと、肩甲骨も一緒に動いている」ことに意識を向けてみます。
大きく動かす必要はありません。
腕と肩甲骨の動きを感じることで、首だけに集中していた意識を背中や腕まで広げていくことがポイントです。
立った状態で、足裏が床に触れている感覚に意識を向けてみます。
かかと、足の外側、親指側など、今どこに身体の重さが乗っているのかを感じてみてください。
足裏の皮膚には、圧や接触の変化を感じる感覚の働きがあり、そこから入る情報は、身体の位置やバランスを調整するための材料になります。
首が痛いと、どうしても
「重い頭を首で支えなければ」
という感覚になりやすく、首や肩へ力を入れてしまうことがあります。
そこで、頭から足裏まで身体全体へ意識を広げ、
「頭も身体の一部として、足裏までつながって地面に支えられている」
ことを感じてみます。
首の力を無理に抜こうとする必要はありません。
足裏で身体全体の重さを感じることで、首だけで頭を支えようとする意識から、身体全体で支えている感覚へ広げていくことがポイントです。
首の痛みが続くと、
「また痛くなるかな」
「動かして大丈夫かな」
と、どうしても意識が首に集中しやすくなります。
現代の痛み科学では、痛みは痛い場所の状態だけで決まるのではなく、身体から入る感覚やこれまでの経験、動きへの警戒など、さまざまな情報を脳・神経系がまとめた結果として生じると考えられています。
そのため、痛い首だけに意識を向けるのではなく、目・鎖骨・肋骨・肩甲骨・腕・足裏など、身体全体の動きや感覚にも意識を広げていくことが大切です。
「痛い首」から「動いている身体全体」へ。
身体全体を感じることで、首だけを必要以上に固めず、自然に動きやすい状態につながるきっかけになります。
まずは「動かそう」と頑張るより、「感じる」ことから始めてみてください。
レントゲンでストレートネックと言われると、
「首の形が変わらない限り、この痛みも変わらないのでは?」
と不安になる方もいらっしゃいます。
でも、レントゲンに写る首の形と、今どのように頭を支え、身体を動かし、どこに力を入れているかは同じものではありません。
痛みが続くと、首を守ろうとして肩や腕まで力が入ったり、胸や背中の動きが小さくなったり、動く前から身構えたりすることがあります。
ぱんだ整体院では、首のカーブを無理に元へ戻すことよりも、
「どこなら力を抜けるのか」
「首以外の身体も一緒に動けているか」
「痛みを気にせず動ける範囲が残っているか」
を確認していきます。
「ストレートネックを直す」のではなく、痛みのある首を守り続けている身体から、もう少し楽に支え、動ける身体へ。
今の身体で、まだ変えられる部分があるのかを一緒に確認していきます。
姿勢や枕、ストレッチなどを試しても首の痛みが続いている方は、ご相談ください。
参考文献
首のカーブの個人差や、カーブと首の痛みとの関係について、以下の文献を参考にしています。
- Guo GM, et al.
“Cervical lordosis in asymptomatic individuals: a meta-analysis.”
*Journal of Orthopaedic Surgery and Research*. 2018;13:147.
(症状のない方の首のカーブを調べたメタ解析)
- Lippa L, Lippa L, Cacciola F.
“Loss of cervical lordosis: What is the prognosis?”
*Journal of Craniovertebral Junction & Spine*. 2017;8(1):9–14.
(首のカーブの減少と、症状・経過との関係を検討したレビュー)
※これらは首のカーブについての説明に参照した文献です。当院の施術や、本記事の5つのセルフケアの効果を証明するものではありません。
お電話でのご予約・お問合せ
<受付時間>
平日9:00~19:00日曜9:00~14:00
※水曜日は除く
フォームでのお問合せは24時間受け付けております。お気軽にご連絡ください。
〒285-0837 千葉県佐倉市王子台1-21-15協伸ビル104
京成臼井駅徒歩2分 駐車場:2台あり
平日 9:00〜19:00
日曜 9:00〜14:00
メールでのお問合せは24時間受け付けております。
水曜日
お気軽にご連絡ください。