
佐倉市・京成臼井駅近くの整体院
ぱんだ整体院
開院20年以上|京成臼井駅徒歩2分|駐車場あり
1か月ほど前から右腕が痛みます。
最初は肩こりがひどくなり、その後、腕にも痛みが出てきました。
病院で「頸肩腕症候群」と診断され、整骨院にも通っていますが、腕の痛みが続いています。
肩のマッサージを受けると一時的に楽になりますが、また痛みが戻ります。
最近は夜中に痛みで何度か目が覚めます。
なぜ良くならないのでしょうか?
自分でできることも知りたいです。
腕の痛みが続き、さらに夜まで痛むようになると、
「何か悪いものが進んでいるのでは?」
と不安になりますよね。
ですが、頚部から肩・腕にかけて起こる痛みは、いつも
「原因はこれです」
と一つだけに特定できるとは限りません。
「頸肩腕症候群」という言葉自体も、首・肩・腕に症状がありながら、障害している場所をはっきり一つに特定できない場合に使われることがあります。
原因を一つに決められないことは、「原因がない」「もう良くならない」という意味ではありません。
首や肩、神経、筋肉、腕の使い方、痛みをかばう動き、仕事や日常生活での負担など、いくつかの要素を分けて考えていく必要があるということです。
まずは、
「なぜ痛くなったのか」
「なぜ今も続いているのか」
を同じものとして考えないことも大切です。
ここから、一つずつ不安を整理していきましょう。
「最初は肩だったのに、腕まで痛くなった」
となると、
「悪いものが広がっているのでは?」
と心配になると思います。
しかし、症状の範囲が変わったというだけで、必ずしも病気そのものが進行しているとは限りません。
首から肩、腕は、筋肉や関節だけでなく神経も含めてつながっています。首に関連する腕の痛みにも、神経が主に関係する場合だけでなく、さまざまな痛みの仕組みが関係することがあります。
さらに痛みが続くと、腕をかばって肩をすくめたり、首を動かさなくなったりすることもあります。
つまり、
「最初に痛くなった理由」と「今も腕が痛い理由」は、必ずしも同じとは限りません。
ここを分けて考えることが、不安を整理する第一歩です。
「治療を受けているのだから、そろそろ痛みがなくなるはず」
そう思っていたのに痛みが続くと、不安になりますよね。
ただ、治療を始めたのにまだ痛みがある=治療が間違っているとは限りません。
首から腕へ向かう神経が刺激される状態では、肩から腕に痛みやしびれが出ることがあり、症状が落ち着くまでに時間がかかるケースもあります。
また、痛みが続いている間に、
腕をかばう
肩に力を入れる
首を動かさないようにする
といった身体の使い方が加わってくることもあります。
そのため、
「最初に腕が痛くなった理由」と「今も痛みが続いている理由」が、まったく同じとは限りません。
病院で状態を確認しながら、今の身体がどのように腕を使っているのかを見ることも大切です。
肩をマッサージして楽になるのであれば、肩まわりの緊張が症状に関係している可能性はあります。
ですから、マッサージが無意味だったわけではありません。
ただ、しばらくすると戻ってしまう場合、
「肩が硬いから痛い」だけではないかもしれません。
腕を動かすときには、肩だけでなく、
鎖骨・肩甲骨・肋骨・背中・首
なども一緒に動いています。
腕の痛みを気にするほど肩をすくめたり、腕を身体に近づけたりしていると、せっかく肩が緩んでも、また同じように力が入りやすくなることがあります。
そこで、肩を緩めるだけでなく「なぜ肩や腕に力が入りやすいのか」まで見ていくことが大切になります。
自己判断で治療をやめるのではなく、まずは担当の医師に、
「腕の痛みがまだ続いている」
「夜中に痛みで目が覚めるようになった」
「マッサージでは一時的に楽になる」
という現在の状態を伝えてみてください。
症状の変化を伝えることで、今の治療を継続するのか、もう一度状態を確認するのかを医師と相談できます。
そして、病院での治療とは別に、
「今、身体がどのように腕を守りながら動いているのか」
という視点から考えてみることもできます。
医療機関で診断・治療することと、身体の動きや使い方を確認することは、どちらか一方を選ぶものではありません。
治療を続けながら、「自分でも何かできることはないかな」と思う方もいると思います。
医療機関での治療に加えて、日常生活の中で取り組めることもあります。
腕の支え方や身体の動かし方、身体の感覚に目を向けることも、その一つです。
ご自身に合う工夫を見つけることが、少し楽に過ごすための手がかりになる場合があります。
ここから、その手がかりとなる5つのセルフケアをご紹介します。
私たちの脳は、筋肉・関節・皮膚などから入ってくる感覚情報を使って、姿勢・動き・力加減を調整しています。
そのため、腕の痛みを何とかしようとするのではなく、
「今、体のどこに力が入っているのか」
「どこなら力を抜いても大丈夫なのか」
を感じてみることも大切です。
そのためには、普段あまり意識していない関節、身体の動きに気づき、感じてみることも大切です。
自分の身体の位置や動きを感じ取りやすくなることで、姿勢やバランス、力の入れ方などを、そのときの身体に合わせて調整しやすくなります。
ここからは、腕の痛みを楽にするための5つの感覚セルフケアをご紹介します。
※セルフケアを始める前に
痛みが増えない範囲で、楽にできるものから試してください。すべて行う必要はありません。
しびれ・力の入りにくさがある場合は、セルフケアを中止し、医療機関に相談してください。
両腕を楽に下ろし、痛みの出ない範囲でゆっくり前後に動かしてみます。
そのとき、腕だけではなく、肩甲骨も背中の上で一緒に動いていることを感じてみてください。
腕が痛いと、肩をすくめたり、腕を身体に近づけたりして、肩甲骨まわりまで固めてしまうことがあります。
大きく動かす必要はありません。
「腕が動くと、肩甲骨も一緒に動いている」
ことに気づき、腕だけに集まっていた意識を背中まで広げてみましょう。
椅子に座るか、楽な姿勢で自然に呼吸します。
胸の前だけではなく、身体の横や背中側の肋骨も呼吸とともに少し動いていることを感じてみてください。
腕や肩を動かすときには、胸や背中も一緒に動いています。
腕の痛みが続くと、上半身全体を固めてしまうこともあります。
そこで、
「呼吸すると、胸や背中も動いている」
ことに意識を向けます。
無理に深呼吸する必要はありません。
自然な呼吸の中で、身体の中心にも動きがあることを感じてみてください。
鎖骨の内側、胸の中央にある胸骨との境目あたりに、反対の手をやさしく触れてみます。
そのまま腕を少し前後に動かしてみてください。
腕を動かすと、肩だけではなく、鎖骨もわずかに動いていることが分かるかもしれません。
鎖骨は腕や肩甲骨の動きと関わりながら、胸の中央につながっています。
「腕の動きは、肩だけで終わっているわけではない」
ことを感じてみましょう。
動きを大きくすることより、小さな動きに気づくことがポイントです。
楽な姿勢で、反対の手を痛い側の手首や手のひらにそっと触れてみます。
強く押さず、
「トクン、トクン」
と伝わってくる脈や、手の温かさ、触れている感覚に意識を向けてみてください。
腕が痛いと、どうしても
「どこが痛いのか」
を探すことに意識が集中しやすくなります。
そこで、痛みだけではなく、脈・温度・触れている感覚など、ほかの身体感覚にも気づいてみます。
脈がはっきり分からなくても問題ありません。
「痛み以外にも、いろいろな感覚がある」
ことを感じることが大切です。
楽に立ち、足裏が床に触れている感覚に意識を向けてみます。
かかと、足の外側、親指側など、今どこに身体の重さが乗っているのかを感じてみてください。
そのまま、
足裏 → 脚 → 骨盤 → 背中 → 肩 → 腕
と、身体全体へ意識を広げてみます。
腕が痛いと、腕や肩だけで身体を支えているように感じることがあります。
でも実際には、腕も身体全体の一部です。
「痛い腕」ではなく、「足元から支えられている身体の中にある腕」を感じてみる。
無理に姿勢を正したり、力を抜こうとしたりする必要はありません。
身体全体で支えられている感覚に気づくことがポイントです。
腕の痛みが続くと、
「また痛むのでは?」
「この腕を動かして大丈夫かな?」
と、どうしても腕への注意が強くなります。
現代の痛み科学では、痛みは痛い場所の状態だけで決まるのではなく、身体から入る感覚やこれまでの経験、動きへの警戒など、さまざまな情報を脳・神経系がまとめた結果として生じると考えられています。
そのため、痛い場所だけに意識を向けるのではなく、腕の重さ・手の感覚・肩甲骨・肋骨・身体全体の支えなど、身体全体の動きや感覚にも意識を広げていくことが大切です。
「痛い場所」から「動いている身体全体」へ。
身体全体を感じることで、身体を必要以上に固めず、自然に動きやすい状態につながるきっかけになります。
まずは「動かそう」と頑張るより、「感じる」ことから始めてみてください。
ぱんだ整体
院長の安井です
腕の痛みが続き、夜まで気になるようになると、
「このままずっと続くのかな」
「前より悪くなっているのでは?」
と、不安が大きくなることもあると思います。
ただ、痛みが続いているからといって、身体の状態がすべて悪くなり続けているとは限りません。
痛みが長引く中で、腕をかばったり、肩に力が入ったり、身体の動かし方が少しずつ変わっていることもあります。
ぱんだ整体院では、病院での診断や治療を大切にしながら、今の身体にまだ楽にできる部分が残っていないかを確認していきます。
たとえば、
腕をどこで支えているのか。
肩甲骨や肋骨は一緒に動いているのか。
必要以上に力を入れていないか。
そんなところから、一つずつ見ていきます。
「もう仕方がない」と決める前に、今の身体でできることを一緒に探してみませんか。
身体の使い方や感覚についても相談してみたい方は、お気軽にご相談ください。
参考資料・文献
本記事では、腕の痛みや首・肩から腕にかけての症状、痛みの考え方について、以下の資料を参考にしています。
- 厚生労働省「上肢作業に基づく疾病について」
- 日本整形外科学会「頚椎症性神経根症」
- Raja SN, et al. The revised International Association for the Study of Pain definition of pain. PAIN. 2020.
※これらは症状や痛みの考え方を説明するために参考にした資料です。当院の施術や、本記事で紹介しているセルフケアの効果を証明するものではありません。
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