突然、治療院に入ってきて「先生、あれから背中が楽なんです!ずっと湿布も貼らないでます」と言いにきたIさん60代の方です。
いつも苦しんでいた「背中の痛み」が楽になったので、嬉しくてそれを言いに来ました。
Iさんは「背中の痛み」で何年も苦しんでいました。
なぜ何年も「背中の痛みが」があったのでしょうか。
Iさん、背中が本当にツラくてずっと悩んでいました。
こちらに来る前は、整形外科と接骨院を両方通っていました。
整形外科では電気治療と湿布薬で、接骨院では週3回通って背中のマッサージを受けていました。
それが1年以上続いていたそうです。
それでも「背中の痛み」は続き、ここ最近ひどくなってきてこちらに来たそうです。
「いつも背中のマッサージを受けると楽になりますか?」と質問すると
「背中を押されると気持ちよくて楽にはなります。でも次の日はまた張るので週3回受けに行ってます。湿布は毎日背中に沢山張っています」
「それを続けて治療をされていて、背中の辛さは1年前と比べてどうでしょうか?」
「今のほうが辛いです!」
「背中の状態を診ますのでうつ伏せで寝て下さい」
と言ってうつ伏せに寝てもらい、背中を触ってみたら分かりました。
背中の筋肉はガチガチに固くなっていたのですが、これは筋肉のコリではなく背中に力が入っている固さだとすぐに分かりました。
うつ伏せに寝ているのに、首や肩、背中に力が入っているのです。
これは、自分では力を入れているつもりはないのですが、無意識に力が入ってしまうのです。
無意識に力が入るのは、自律神経が関係しています。
その力が入っている背中の筋肉を強く押すと、筋肉は余計に反発します。
その状態では、マッサージは気持ち良くても筋肉がほぐれることはないのです!
その状態で、週3回も背中の筋肉を押していれば、体に良くないです。
Iさんの「背中の張り」がひどくなった原因は、背中の筋肉に刺激を入れ過ぎたのが原因だと思われます。
なぜIさん、それほど辛かった長年の「背中の痛み」が良くなったのでしょうか。
それは、私がしたことは「背中は押さなかった」ということです。
背中には押さずに、肩や背中に力が入っている体の状態をなくすために、筋膜の調整で体の使い方を良くしました。
あとは、Iさんに他でのマッサージを受けないでもらいました。
あまりにも背中に刺激を入れ過ぎて、背中の筋肉が緊張しているので、それを止めたほうがいいと伝えました。
すると「あれから背中がずっと楽なんです。週3回マッサージに行っていたのはなんだったのかしら?」
と言われました。
Iさんの「背中の痛み」は背中には問題はなかったのです。
「背中の痛み」は体の力みが原因なので、痛い場所だけをいつもマッサージしていたのが逆効果になっていたのです。
体の力みで悪くなっている方は、体の使い方を良くしてリラックス出来れば改善します。
Iさんの場合はまさにそれでした。
体を良くするのに「施術を受け過ぎない」という選択もあるのです。
薬もそうです。
痛み止めを服用している方で「痛みは変わらない」のにずっと薬を服用をしている人がいます。
筋弛緩剤もそうです。コリや痛みが取れないので飲み続けている方もいます。
本人に聞くと
薬を止めるともっと悪化するのではないかと思い飲み続けています」
と言います。
症状が変わらないのならやめても大丈夫です。
湿布やマッサージもして症状が全く変わらないになら
一度「止めてみる」という方法もあるのです。
背中が辛くて悩んでいる方は多くいます。
いろいろな治療を受けたりして、改善に向けて頑張っています。
私もいろいろ沢山の方を診てきましたが、「背中の痛み」は背中だけに問題あるといいう人は、まだ見たことがありません。
だから背中だけではなく、全身を見ていかないと改善は難しいと思います。
なぜ、そんなにも背中が痛いなら原因があるはずです。
子供の頃は背中が辛かったりはなかったですよね。
大人になった出てくるのは「悪い習慣」があるはずです。
痛みの場所だけ目がいくのではなく、全体の体の使い方の癖や普段の姿勢にも目をいって下さい。
今、受け続けて違うと思ったら新しい所に変える勇気も必要です。
院によってもやり方は違います。
自分に合う所をいろいろ捜していくこも必要だと思われます。
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