「脚が痛くて2ヶ月前から歩くのが困難ですが、整体で良くなりますか?」と電話で問い合わせがありました。
「まずは実際にどんな状態か診てみないと分からないのでご来院できますか?」と答えて、来院して頂けました。
息子さんに車で送ってもらい、杖を持って歩きながら来院しました。Aさん80代の女性の方です。
当院では、入り口でスリッパに履き替えてもらうのですが、どこかに捕まってないと両足で立つことが出来なくて、スリッパに履き替えることさえ一苦労の状態でした。腰がかなり曲がってしまい、真っ直ぐ立つことも出来ません。
痛くても大体の方は、少しの間なら立てるはずなのですが、全く支えなしでは立てない状態でした。
「どこかに捕まっていないと無理です。右足に力が入らなくて」と言います。最初見たとき、「これは良く出来るかな・・・」と思いましたが、まずは話を詳しく聞いてみると
「右の腰だが昔はずっと痛く出ていた」と言います。
昔から右腰だけがずっと痛く出てているとしたら、それは脚の歪みの問題が考えれます。現在は、右足が痛くて歩くどころか立つ事も出来なくなっていると言います。
もちろんこちらに来られる前に、整形外科で検査は受けていました。
異常はなしとのことでした。
「2ヶ月前から歩けないとのことですが、それ以前は歩けていたのですか?」と聞いたら
杖をついてなら普段はよく歩いていたと言います。それを聞いて高齢の方なのですが、以前と同じ様に歩ける様になると確信しました。
普段から歩いている方は、骨や筋肉、靭帯などがしっかりしているからです。
そういった方は、高齢の方でも整体で改善していきやすいです。
痛くなって2か月という期間もあります。これが脚が痛くて1年間歩いてないと、改善は難しくなっていきます。
Aさんは腰がかなり曲がっていて、うつ伏せや仰向きで寝ることが出来ませんでした。横向きだけが大丈夫なので、横向きだけの筋膜の施術を繰り返して行うことで、やっとうつ伏せで寝ることが出来るようになりました。
そこで両脚の長さが全然違うことがわかりました。これでは、30年間も右腰が痛くでているはずです。見るとかなり右足が短くなっているのです。
うつ伏せや仰向きに寝れるようになれば、全身の筋膜の調整が出来ます。
やはり、右脚に筋膜の捻じれがかなり強くでていました。その場所を何回かかけて繰り返し調節していくと、あんなに違った脚の長さが揃い、腰も後ろに伸ばすことも出来るようになりました。
いままで、玄関から施術ベットに寝るまで杖をついて歩き、杖なしでは立つことさえ出来なかったのに、杖なしで歩けるようになりました。
私がAさんにいつも言ったことは「大丈夫ですから、自信もって足をしっかり着いて歩いてください」ということです。
一度、強い痛みを感じると、歩くときの不安や恐れが出てきます。Aさんの場合、右脚に体重を乗せると痛みが強く出ていたので、自然と痛みをかばう歩き方になり、体全身に力が入りガチガチになっていました。不安や恐れがあると、無意識に体に力が入っていき体の使い方を悪くしていきます。それが改善には遠のいてしまうのです。
「年だから仕方ない」とあきらめてしまい、そのまま放っておくと、どんどん歩けなくなってしまいます。
少しでも歩くことの不安が、なくなるだけでも体は良くなっていくのです。
筋膜の整体は、少しでも体の使い方をよくして、その人の持っている自然治癒力を出していくことをします。
治すのはAさん自信の力が必要なのです。痛みに恐れずに動く事が出来ないと良くなりません。痛みに囚われた生活になってしまうと良くなるものも良くならないことがあります。
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