1年前から心配や不安感が多くなり毎日悩んでいて、病院に行き不安症と診断、抗不安薬を飲んで一時楽になっていたが、今は服用しても以前と同じ不安や心配が消えないで悩んでいる
今は腰痛も出てきて生活の中で動くことに影響が出ている
〈クライアント情報〉
・不安症 Tさん 70代
・入眠困難(寝つきが悪い)
・眠りが浅い
・疲れやすさ
・日中の眠気
・以前よりもやる気がおきない
・腰痛
・肩こり
・血圧が高い
〈本人の希望〉
日常生活の立ったり歩いたりするときに、腰痛があり痛みを取りたい
Tさんは、今まで体に何も不調がなく過ごされてきて、活動的で最近までお仕事をされていました。
去年からお仕事で人間関係の問題から、睡眠がしっかりと取れなくなり日中も体が重くやる気も出なくなったと言います。
それから、いつも不安感があり思考が心配ごとで埋まっている状態になったと言います。
今まで元気で活動的でいた自分がおかしいと思い、心療内科に行き「不安症」と言われました。
病院から「抗不安薬」を出されて飲んだら、今までの気分が嘘のように変わり、最初は不安な気持ちがなくなったと言います。
体も楽になり、仕事もまた活動的に取り組むことが出来ていましたが、半年後に様々な症状が出て困っていると言います。
不安症の抗不安薬は、不安や緊張を和らげるために用られる薬です。
抗不安薬は、不安や緊張を和らげるだけでなく、筋肉の緊張を緩める作用もあります。
この薬は、神経伝達物質の受容体を調整することで、神経伝達物質の働きを間接的に変化させることで不安や緊張を和らげることをします。
一時的に不安や心配が減り楽になることが出来ても、薬を使い続けると耐性が出来て脳の神経が薬に慣れてしまい、同じ量の薬では十分な効果が得られなくなります。
それどころか服用を続けていくと、神経伝達物質の分泌が自ら自身の体から作られなくなっていくので様々な問題が出やすくなっていきます。
筋肉の働きが低下していき、腰痛や体の動きに影響が出てくる方が多いです。
Tさんは、薬を止めるとまた不安や心配だらけの思考になるのが怖くて、飲むと安心するので飲み続けていました。
抗不安薬は、即効性があり不安や緊張を和らげる効果が期待できる薬です。
一日に何回と決めずに、症状が出た時に服用するもので、とても依存性や副作用のリスクの高いものになります。
不安は生きていくうえで大事な感情であり、どんな人でもあります。
それが過剰に強く出てくるのは、不安が出やすい神経回路が太く強くなってしまっているからなのです。
何かの問題よりも、不安と関連する過去の思考が出やすくなってしまった神経回路の働きが原因です。
不安をなくすための習慣が、もっと強く不安を作ってしまうことがあります。
不安は体からのメッセージとして、とらえたほうが減らすことが出来ます。
皆さん、不安がある時はどんな状態でしょうか?
回りの人や物事、環境を変えようと頑張っていませんか?
回りのことを何とかしようとするのではなく、不安は体からのメッセージとして聞いてあげたほうがいいのです。
不安が強い時は「今、自分らしい幸せな人生を送りたい」というサインなのです。
回りの価値観や世間の基準ではなく、自分らしい幸せな人生を新しく送りたいと思っている体からのメッセージです。
それに気づきそこに向かっていく、新しく生活習慣を作っていくことで、不安が無意識に強く出してしまう神経回路を弱くすることが出来ます。
このメッセージがあったからこそ、自分らしい自分にとっての新しい人生に気づくことが出来るのです。
・新しくこんなことをやっていきたい
・新しく学びたい
・今まで人の為に生きていたがこれからは自分の為に生きたい
自分の本当の思いに気づき、気づいたらそこに向かう為の毎日続けられる習慣を作る事です。
ここが大事なポイントになります。
新しく「毎日続けられる習慣」を作るということです。
「これから新しく自分らしい幸せな人生を送ろう」と決断して、その為に毎日おこなう習慣を作るには、何をすればいいのかを考えていく。
目的を作り、そこに向かう習慣を考えて実行していく
その時に動く脳の場所が、【前頭葉】という場所です。
この場所が活性化してくと、神経伝達物質の分泌が良くなり体全体の機能がアップしていきます。
Tさんも【神経伝達物質プログラム】をおこなってもらいました。
長く時間をかけてカウセリングをしていき、「Tさんの本当にしたいこと」「その為に毎日やったほうが良いと思っていること」を明確にしていきました。
そして、動ける体になるために体のバランスと軸を作っていく施術をしていきました。
今まであった体の痛み、毎日不安でいっぱいだった思考が2カ月でなくなってきました。
抗不安薬を止めても、夜もしっかり寝れるようになり、前からみたら嘘のように活動することが出来てきました。
以前はやる気がおきなくて家にいることが多かったのが、毎日外に出かけているといいます。
見た目も姿勢も変わり、以前と比べて10歳若返った感じになりました。
これが「神経伝達物質」の影響です。
神経を可塑性があり、何歳からでも変化することが可能です。
抗不安薬をいきなり止めたのではなく、徐々に量を減らしていき2カ月間で止めても寝られるようになりました。
神経伝達物質の分泌が少ない状態で、急に薬を止めると禁断症状が強く出てきます。
まずは1ヵ月は習慣を作っていき、神経伝達物質の分泌が戻ってから減らすほうがいいのです。
習慣がない状態から急に止めると、様々な身体的な症状が現われてきます。
まずは「人生の生きる目的をみつける」からしていくことが最も重要です。
病気をやめる為、苦痛から逃れる為では変わりません。
なぜなら、それは今までやってきた習慣だからです。
脳を変えるには、新しい習慣です。
今までやってこなかった習慣です。
今までやってこなかった新しい習慣が、脳の活性化にいいのです。
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