「毎朝、起きると必ず腰が痛いです。腰が固まってしまい、動かすのがつらいのが全然良くなりません」というKさん40代の方です。
寝る前は何ともなかったのに、朝に腰が固まってしまう腰痛の方は意外と多いです。
Kさんは、腰が痛くて朝の支度に時間がかかると言います。歩くのも腰に響いてゆっくりしか歩けないみたいです。
それを何とか改善したくて、寝る前にストレッチをするようにしたのですが、腰痛は良くならないと言います。
なぜ寝てるだけなのに、毎朝に腰が痛く出るのでしょうか
朝の腰痛は、表面の筋肉ではなく深部の筋肉が固くなってしまうことです。
「寝ていると筋肉は固くなるの?」と思われませんが、腰の筋肉は日中よりも、寝ている時の方が固まりやすいのです、その原因は「血流」です。
寝ている間は血圧と心拍数が低くなり、体全身をめぐる血流は少なくなっている状態になります。なので、寝ている時間はずっと血流は低下し、体の筋肉が固くなる傾向があります。ほとんどの人が朝、起きて前屈をすると、いつもよりも手が下につかないはずです。
朝の腰痛が出てくる方は、その腰の筋肉の固まりがひどい人です。
その朝の固まった筋肉は、痛いのを我慢して動いていると体温が高くなり、血流も良くなってきて朝の腰の痛みが薄らいでいく方がほとんどです。
このような方は、朝に急に起き上がることで、ぎっくり腰を引き起こしたりもします。ですので朝、起き上がる時は気をつけなければなりません。
眠っている間は、どんなに気をつけても血行は悪くなり、筋肉は固くなりやすいです。
寝る前に、ストレッチをするのも血行を悪くしない方法なのですが、Kさんの場合はストレッチをしても腰痛は変わらないと言います。
このようなケースは、寝ている時の寝返りが少ないのです。
いくら固い筋肉をストレッチで伸ばしても、寝返りが少ないとすぐに血流が悪くなり固まります。
でも寝返りは、自分でどうすることも出来ないと思わないで下さい。
寝返りが少ない原因は、寝ている時の体の力みなのです。寝ているのに、無意識に体の力が入っているのです。寝ている時の歯ぎしりやひどい寝汗とかも、体の力みが原因になっています。
歯ぎしりは、ストレスが原因とよく言われますが、そうではありません。
自分の間違った「思考」が原因です。間違った思考とは「考え過ぎの思考」です。
考えてはいけないのではなく、考え過ぎてはいけないのです。
考え過ぎる思考は、いつの間にか力が抜けないリラックスすることが出来ない体となっていきます。それが1か月、1年と続くと寝ていてもリラックスすることが出来ず、腰痛となって出てきます。日中に考え過ぎてる思考は、睡眠時でも影響するのです。
私が出来るのは、力が抜けやすい体を作るだけです。それは深い呼吸が出来る体の状態です。
睡眠時に体に力が入っている方は、日中も呼吸が浅くなっています。
筋膜の施術は、筋膜のねじれを取っていくことで呼吸が深く吸えることが出来ます。
自然に体が力む状態が続くと、筋膜が癒着して体全体の動きが固くなります。
すると肋骨の動きが悪くなり、深い呼吸が出来なくなってくるのです。
筋膜の調整で癒着を取ることで、体の動きが良くなり、体の使い方が良くなります。すると自然と寝返りが出来るようになります。寝ている時のリラックスが出来れば、朝の腰痛はなくなります。
Kさんには、毎日寝る前に深い呼吸をしてもらいました。吸って吐くを10秒以上かけて行うものです。ゆっくりとした長い呼吸は苦しいものですが、何週間も続けていると気持ちよく感じてきます。Kさんには、何回かの筋膜の施術を受けてもらうことで、何年も続いた朝の腰痛が出なくなりました。
整体は体を良くするきっかけに過ぎません。自分の間違った思考に気づき、いつも力んでいる自分に気づくことが必要です。そうでないと、すぐに体はまた悪いほうにいってしまうのです。
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