お客さんのOさん80代の方です。
Oさんは、10年前に病院で「脊柱管狭窄症」と診断され、すぐ手術を勧められたそうです。
歩くと腰が痛くて仕方なかったので、すぐに手術に踏み切りました。
それが10年前で初めての「脊柱管狭窄症」の手術でした。
手術後、あれほど痛かった腰痛がすっかりなくなったそうです。
日常生活で運動も出来る様になり、腰の痛みがあったのを忘れてしまうほどです。
「すごい!あんなに苦しんでた腰痛がなくなるのなら、やっぱり脊柱管狭窄症は手術をすぐにしたほうがいい」と思ったそうです。
しかし2年後、再び同じ腰痛が・・・
検査をしたら、「脊柱管狭窄症」と診断
あれ?手術したのにまた?
前回に手術をした場所と違う骨が変形してきているというのです。
また腰が痛く、歩くのがツラいのでOさんは手術をすることに踏み切りました。
手術後、あの腰痛がまたなくなったのす。
「これでさすがに2回も手術したのだから、もう大丈夫だろう」と思ったみたいです。
でもまた再び同じ腰痛が・・・
僕のところに来たのが、「脊柱管狭窄症」の手術の2回目から8年経っています。
今は杖がないと歩く事が出来ないと言います。それでも50メートルがやっとといいます。
手術で一度良くなったのに、でもなぜまた痛くなるのでしょうか?
「脊柱管狭窄症」は、背骨の中に神経が通っているのですが、その背骨の神経が通る管が狭くなり、神経を圧迫してしまうものです。
腰の部分で神経が、圧迫されるとお尻から脚にかけての痛み、しびれが出てきます。
そして歩くと腰が伸ばせなくなり、前屈みになってしまうのも特徴です。なのでひどくなると、歩くとツラくなり歩く事が出来なくなってしまうのです。
でもなぜ背骨の管が狭くなるのでしょうか?
それは、体の使い方が悪くなり、体の動きが少ないからなのです。
背骨の動きが少ないと、その間にある椎間板や靭帯が固くなり骨の変形が起きやすくなります。
関節の動きの悪い場所は、変形しやすくなる傾向があります。
股関節や膝も、癖がついた歪んだ歩き方をしていると、次第に歪んだ状態で固まっていき、可動域が少なくなり関節の変形が進んでいきます。
なので背骨を削って通る脊柱管を広げても、一時はいいのですが体の動きが固く、動きが悪いという原因が残っているかぎり、また変形はしていく可能性があるのです。
まずは病院で「脊柱管狭窄症」と診断され、手術か保存療法の選択になります。私の意見はすぐに手術を選ばないで一度、保存療法をしていくほうがいいと考えております。
保存療法とは、手術をしないで改善を目指すしていく方法です。
「こんない痛くて歩けないのだから、すぐ手術で痛みを取ったほうがいいんじゃないか」と思われ方もいます。
手術は最終手段にしておいたほうがいい理由は、脊柱管を手術した場所の関節部分は固くなり、関節可動域が狭くなってしまいます。
すると、他の背骨の関節に動きの負担がかかり、また違う腰痛が出やすくなるからです。
なので手術した後は、痛みが消えて楽になっても放置しないで、体のケアがしていくことが大切になっていきます。
必ず、脊柱管狭窄症の手術をしても安心して体をほっとかないほうがいいでしょう。
Oさんは2回も手術をしたのに放っておいたので、全く歩くことが出来なくなり、膝は曲がり伸びなくなっていました。両方の肩関節も固くなって腕を上げることが出来ませんでした。
膝から腰、背中から肩、体すべてがガチガチで固まって歩いていました。
このような状態はでは、1年後2年後もっと体は悪くなっていきます。
筋膜の施術は、体の使い方を良くしていくのが目的です。
足の指から頭まで、全身で筋膜が固くなっていました。
何度かの繰り返して筋膜の癒着を取っていくことで、腰を伸ばせる様になり杖なしでも歩ける様になりました。
でもその状態までいくのに何か月もかかります。
知っておいてもらいたいのは、手術をすると腰痛のすべてが良くなる訳ではありません。脊柱管狭窄症になってしまった原因は体の力みです。
体が悪くなるには理由があります。
年齢だからではありません。力を抜くことが下手になりリラックスすることが出来なくなり、体の使い方が悪くなっていることに気づき、自分自身でゆるめることをしないと決して良くなっていきません。
お電話でのご予約・お問合せ
<受付時間>
平日9:00~19:00日曜9:00~14:00
※水曜日は除く
フォームでのお問合せは24時間受け付けております。お気軽にご連絡ください。
〒285-0837 千葉県佐倉市王子台1-21-15協伸ビル1F
京成臼井駅徒歩3分 駐車場:2台あり
平日 9:00〜19:00
日曜 9:00〜14:00
メールでのお問合せは24時間受け付けております。
水曜日
お気軽にご連絡ください。