原因不明の脚のシビレと力が入らないー事例

一週間前に、急に右脚にシビレと痛みが出て、脚に力が入らなくて歩くことが困難と言います。

整形外科にすぐに行き、検査をしましたが原因は不明と言われました。

一週間、様子をみたが変わらなくてこちらに来院したとのことです。

こちらのクライアントさんは、先に病院で検査を受けています。

ここがとても重要です。

急に脚のシビレと力が入らない症状は、普通ではないからなのです。

まずこのような症状で、考えらえることは脳卒中の前兆があります。

脳の血管の問題で、片方の腕や脚にシビレが出始めて力が入らくなり、その後に脳卒中となり命にも関係してくるものになります。

まずは、病院に行きしっかりと症状を話して検査をすることがとても重要です。

なので、いきなり整体に通うことは避けるべきです。

たまに、病院は待たされるからと理由で、こちらに来られる方がいますが病院の検査の方に急がせます。

脳疾患の場合は、処置が早ければ早いほど問題が大きくならないからです。

まずは、シビレと力が入らなくなったらすぐに検査をして下さい。

このクライアントさんは、毎日忙しくて体を休めることが出来ていませんでした。

仕事があり、歩けない状態では仕事ができないので、今すぐに歩ける様にしてほしいとのことでした。

今までの臨床で様々な多くの方を見てきて、改善しにくいまたは遅れる傾向がパターンがあります。

それは「すぐになんとかしなければ」という焦りが改善を遅らせます。

早く何とかしたい気持ちは分かります。

家事のことや仕事のことで動かなければならないこと、休んではいられないことがあり、今すぐ良くなりたいと皆さん思ってこちらに来られます。

ですが、どうしても「急ぐ、早く」という気持ちが交感神経が優位になるので、改善には遅れてしまうのです。

そうなった原因が分かれば、まずは焦らずにゆっくりと構えていくしかありません。

当院の神経整体は、一度悪くなった体を早く戻すことは可能ですが、クライアントさん自身が交感神経が優位にもっていかない様にしないと良くなりません。

急に歩けなくなる・シビレがおさまらない・原因が不明だと不安になり焦ると思います。

当院は、こういった症例は沢山あります。

まずは、こうなったのは長年の頑張り過ぎてしまった蓄積でおきていることに気づき、生活スタイルを見直していき、ゆっくり治療に専念していくことを説明します。

このままもしも、痛みやシビレがすぐになくなり、今までと同じ生活スタイルを続けるのであれば、また違った大きなサインが体に出ることがあります。

私たちセラピストは、痛みを取るのが仕事ではなく、クライアントさんの健康を維持することにあります。

その場だけ良くしても、あとで大きな疾患になって出てしまうのでは意味はありません。

健康を保って、いつまでも安心して動ける体にしていくことが最優先だと思っております。